XMのゼロカットシステムは、急激な相場変動で口座残高がマイナスになった場合でも、追加の追証を求められず、残高をゼロにリセットする仕組みです。
これにより、投資家は最大損失を入金額に限定でき、安心して取引を行えます。

ゼロカットシステムの仕組みと条件
ゼロカットシステムは、口座残高がマイナスになった際に自動的に適用されます。
ただし、以下の条件が満たされている必要があります。
- 未決済ポジションがないこと:保有中のポジションがある場合、有効証拠金がプラスとなるため、ゼロカットは適用されません。
- ボーナスクレジットの残高がないこと:ボーナスが残っている場合、まずそのボーナスが損失の補填に充てられます。
これらの条件を満たすと、XMはマイナス残高をゼロにリセットし、追加の入金を求めません。
ゼロカットが適用されない場合と対処法
ゼロカットが適用されない主な原因は以下の通りです。
- 未決済ポジションの保有:ポジションを保有していると、有効証拠金がプラスとなり、ゼロカットは適用されません。
- ボーナスクレジットの残高:ボーナスが残っている場合、そのボーナスが損失の補填に使われるため、ゼロカットは適用されません。
これらの状況では、未決済ポジションを決済し、ボーナスを使い切ることで、ゼロカットの適用が可能となります。
ゼロカットシステムの注意点
ゼロカットシステムには以下の注意点があります。
- 複数口座間での資金移動:ボーナスが付与されている口座から、ボーナス対象外の口座へ資金を移動すると、ボーナスは消滅します。
- ゼロカットの適用時間:ゼロカットの適用には時間がかかる場合があります。
通常、数時間から最大で3営業日程度です。
- ゼロカットの悪用禁止:ゼロカットを悪用した取引(例:両建てによる損失の意図的発生)は、規約違反となり、口座凍結や利益没収のリスクがあります。
国内FX業者でゼロカットが禁止されている理由
日本の金融商品取引法では、金融業者による損失補填が禁止されています。
ゼロカットシステムは損失補填とみなされるため、国内のFX業者では採用されていません。
そのため、国内業者では追証が発生する可能性があり、投資家は注意が必要です。
XMのゼロカットシステムは、投資家保護の観点から非常に有益な仕組みです。
しかし、適用条件や注意点を理解し、適切なリスク管理を行うことが重要です。
詳細記事:XM 口座残高 マイナス