XMのゼロカットシステムは、急激な相場変動などで口座残高がマイナスになった場合でも、追加の入金（追証）を求めず、残高をゼロにリセットする仕組みです。
これにより、投資家は入金額以上の損失を負うリスクを回避できます。
ゼロカットが適用される条件
ゼロカットが適用される主な条件は以下の通りです：
- 口座残高がマイナスになること：急激な相場変動やロスカットの遅延により、口座残高がマイナスとなった場合に適用されます。
- 有効証拠金がマイナスであること：口座残高がマイナスでも、有効証拠金がプラスの場合はゼロカットは適用されません。
- 禁止行為を行っていないこと：アービトラージや不正取引など、XMの利用規約に違反する行為を行っていないことが前提です。
ゼロカットの適用タイミング
ゼロカットの適用タイミングは以下の通りです：
- 追加入金時：口座残高がマイナスの状態で追加入金を行うと、ゼロカットが即時適用され、残高がゼロにリセットされた後、入金額が反映されます。
- ポジション未保有時：ポジションを保有していない場合、追加入金を行わなくても、XMのシステムが自動的にマイナス残高をゼロにリセットすることがあります。
ただし、適用のタイミングは不定期です。
ゼロカット適用時のボーナスの取り扱い
ゼロカット適用時、口座内にボーナス（クレジット）が残っている場合、以下の処理が行われます：
- ボーナスによる損失補填：まず、ボーナスがマイナス残高の補填に充てられます。
- 残る損失のリセット：ボーナスで補填しきれない損失が残っている場合、その残額がゼロカットによりゼロにリセットされます。
- ボーナス残高の扱い：ボーナスでマイナス残高を全額補填できた場合、残ったボーナスは口座に引き続き残ります。
ゼロカットが適用されない場合
以下の場合、ゼロカットが適用されない可能性があります：
- 有効証拠金がプラスの場合：口座残高がマイナスでも、有効証拠金がプラスであればゼロカットは適用されません。
- 規約違反がある場合：禁止行為や不正取引が確認された場合、ゼロカットの適用外となることがあります。
- 適用タイミングの遅延：ゼロカットの適用には時間がかかる場合があり、即時に反映されないことがあります。
日本でゼロカットが禁止されている理由
日本の金融庁は、投資家保護の観点からゼロカットシステムを禁止しています。
これは、投資家が過度なリスクを取ることを防ぐためであり、国内のFX業者は追証制度を採用しています。
そのため、国内業者を利用する場合、入金額以上の損失が発生するリスクがある点に注意が必要です。
XMのゼロカットシステムは、投資家にとって大きな安心材料となりますが、適用条件やタイミングを正しく理解し、リスク管理を徹底することが重要です。
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